木地着色の仕上げ例
木地を着色してからニス塗りをして仕上げる方法は、木地塗装の基本です
仕上げるまでに、いくつかの工程があるので、時間を要しますが、木地を生かした立体感がでます
水性ポアーステイン・水性オイルステイン
原液のままで色が濃い場合は、水でうすめて調整してください
塗り重ねるごとに色は濃くなります
色落ちを防ぐため、必ずニスで上塗りしてください
水性系、油性系、ラッカー系のいずれのニスでも上塗りできます
ニスの種類(水性/油性)により発色効果が異なります
オイルステイン(油性系)
2回塗り以上してください
色が濃い場合には“難燃性ペイントうすめ液”または“ペイントうすめ液”で適度にうすめてください
塗るごとに布でよく拭きとってください
- 注意
- 色落ちを防ぐため、必ずニスで上塗りしてください
上塗りには油性系、およびラッカー系のニスが使用できます
塗装工程
- 注意
- 着色剤を使用する際は、必ず同じ木地の板切れに試し塗り(着色と上塗り)をしてください
ワンポイントアドバイス
一度濃く塗った色は、うすくなりません
ムラなく着色するには、うすめて2度塗るのをおすすめします
同質の木材で試し塗り(着色と上塗り)をして、仕上がりを確かめてから本塗装に入ってください
との粉の使い方
導管の深い木などは、目止め(との粉)をするときれいに仕上がります
ワンポイントアドバイス
水の代わりに水性ポアーステインをとの粉と混ぜると、着色と目止めが同時にできます
“水性ポアーステイン”と“との粉”の色の使い分け
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白との粉
鮮明なイエロー、オレンジ、レッド、ブルー、グリーンなど原色系に -
黄との粉
茶系統、その他の色に -
赤との粉
茶系統、その他の色に