床にニスを塗るときの注意点
床に塗装するときに気をつけること
床にニスやワックスを塗るときには、いくつか気をつけることがあります
床に適した塗料を選ぶことや、汚れては困る家具や壁を保護することはもちろん、よく晴れた風の少ない日を選び、換気のために空気の通り道を作っておくことも重要です
特に油性のニスを塗る場合は溶剤独特の臭いがありますので、充分な換気を行ってください
水平な面に塗装するため、無意識に厚く塗ってしまうこともよくあります
うすい層を作るイメージを保って、丁寧に塗装してください
塗装するときは、時間に余裕を持って塗装し、充分に乾かしてください
家具等を部屋に運び入れる場合は、3日以上乾燥すると傷がつきにくくなります
一番大切なポイントは、どういうルートで塗装し、自分自身がどこからその部屋を出るのか、しっかり考えてから塗り始めることです
せっかくきれいに塗れても、自分を閉じ込めてしまうと、乾く前の塗料に足跡をつけながら部屋を出ることになってしまいます
床にはどのニスを使えばいい?
床の材質によって、使えるニスが変わります
昔ながらの無垢材の床(板の間など)の場合は、“ワシンフロアーS”や“水性ゆか用ニス”といった床用のニスが適しています
“ワシンフロアーS”は塗装中・乾燥中に臭いがありますが、水性系のニスよりも強靱な塗膜ができます
“水性ゆか用ニス”は臭いが少ないため、溶剤臭が苦手な方やお子様がいるご家庭、ペットを飼っている方に好まれる傾向があります
近年多い合板のフローリング材の場合は、表面に施された加工が一般的なニスと密着性が悪い傾向があるため、“水性フローリング用ニス”が適しています
充分に乾いた後であれば、床暖房のフローリングにも使用できます
いずれの塗料も、ワックスの上に塗ると剥がれてしまいますので、日頃ワックスでお手入れをしている場合は、ワックスを剥がしてから使用してください