工芸うるしの特長について
ワシンのうるし調塗料について
和信ペイントでは、油性タイプの“工芸うるし”と水性タイプの“水性工芸うるし”を製造・販売しています
これらの商品は“本漆(ほんうるし)”の成分を含まない合成うるしで、漆の樹液でかぶれる方でも安心して塗装できます
(化学物質過敏症の方でも使用できるわけではありませんのでご注意ください)
和信ペイントの“合成うるし”は、本漆の成分を人工的に再現したものではなく、合成樹脂を使ったうるし調に仕上がる塗料を意味しています
また、食品衛生法(詳細は別資料を参照)に適合しているため、箸や菓子皿に塗装する方もいます
油性タイプの“工芸うるし”は、日本で愛されている漆器をイメージした赤系の色を中心に展開しています
“水性工芸うるし”と比べて膜の厚みがつきやすい傾向があり、塗り重ねによる厚みをつけやすいですが、乾燥に時間がかかる、臭いがある、うすめ液を購入する必要があるなどのデメリットもあります
本漆ではかぶれてしまうけれどうるし調の作品を作りたい方、じっくりと時間をかけて作品を仕上げたい方などに長年ご愛用いただいております
水性タイプの“水性工芸うるし”は、より手軽にうるし調の塗装を体験していただくため、乾燥時間の短縮や低臭化はもちろん、白や黄色などの原色を加えた12色を展開し、えのぐ感覚で色作りを楽しめるようになりました
油性タイプに比べて膜の厚みがつきにくい傾向はありますが、何度も塗り重ねることで油性タイプに匹敵するつやを出すことができます
こちらは室内で塗装したい方や、カラフルな作品を作りたい方、油性タイプの臭いを苦手としていた方などに好まれる傾向があります
どちらの塗料を使った場合も、鏡面仕上げなどを目指すと相応の時間と手間を要しますが、職人さんが手がける本漆の仕上げとは比べものにならないくらい簡単な工程です
本漆を使うのは敷居が高いけど、うるしっぽい仕上がりにしてみたい・・・という方に、ぜひ試していただきたい商品です