木材保護塗料について
木材保護塗料の定義とは?
“樹脂および着色顔料のほかに防腐・防カビ・防虫効果を有する薬剤を含むことを特徴とする既調合の半透明塗料(JASS 18 建築工事標準仕様書から一部引用)”という定義があります
意訳すると、屋外で使用する木部に塗装する、“防腐剤” “防カビ剤” “防虫剤”という3つの効果があり、かつ着色ができて木目が見えなくならない塗料が、木材保護塗料にあたります
どんな種類があるの?
和信ペイントでは、水系(水をベースにした塗料のこと。水性)の木材保護塗料を2種類販売しています
浸透タイプで木目を鮮やかに引き立てる“ガードラックラテックス”と、しっかりした色づきでメンテナンス塗装に最適な“ガードラックアクア”です
性能は大丈夫なの?
ガードラックシリーズは、親会社である和信化学工業(株)が業務用塗料として広く販売している、塗装のプロが使っている塗料です
和信ペイントではご家庭で使用しやすい小容量で販売していますが、中身は業務用とまったく同じものです
水系(水性)の塗料は性能が悪い、と考える方も多いですが、近年の科学力に後押しされて、性能はかなり向上しています
ガードラックシリーズにはガードラックプロという業務用の溶剤タイプもありますが、水系と溶剤系で大きな性能の差はありません
またガードラックラテックスとガードラックアクアは、成分をマイクロカプセルに内包し、カプセルに空いた微細な穴から少しずつ成分が放出されるため、効果が長続きします
水系の“溶剤系と比べていいところ”は?
何よりも“低臭”であることです
強い臭いがあるとご近所の方に迷惑がかかってしまうから、庭でペットを飼っているからといった理由で、水系塗料を選ぶ方が増えています
また、使用後のハケを水道水で洗えるため、うすめ液を購入する必要がなくて経済的という点も好まれています